2022/05/30
新築注文住宅に和室はいらない?畳の種類やサイズについて解説
岡山県(岡山市・倉敷市・総社市・津山市・美作市)で
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今回は新築注文住宅を建てる際、皆様が悩むポイントの和室について、
畳の種類やそれぞれの特徴についてお話していきたいと思います。
■畳の種類
①イ草製(自然素材)
『畳』と聞いて大体の方が想像される昔ながらの和風なお家に多いのがイ草製の畳ではないでしょうか。
簡単に言うと自然素材の畳です。
い草の独特な香りには「フィトンチッド」という成分が含まれており森林で深呼吸したようなリラックス効果があります。
イ草製の畳は湿度調整や温度調節に優れているため、湿度が高く乾燥しやすい日本の気候に優れているといわれます。
また、イ草畳の内部はスポンジ状の構造となっているため、断熱性や保温性にも優れている特徴があります。
しかし、フローリングと比べてしまうと、飲み物をこぼしてしまうとシミになりやすい、ダニが発生しやすい、重たい家具を置くと跡になってしまうなどのデメリットがある為、こまめなお手入れが必要になってきてしまいます。
②和紙製(人工素材)
和紙畳とは和紙に処理を施してイ草の風合いを表現しつつ、カビなどの害を防ぐことのできる新しい畳になります。
和紙製の畳の大きな特徴は優れた強度を持っていることです。
また基本的には色褪せや日焼けにも強く撥水性にも優れているため、長期にわたり使用しやすい畳になる為、お手入れが簡単で小さなお子様がおられる家庭は安心して使用できる素材になります。
カラーバリエーションにも優れているため、お家の雰囲気にあった畳選びが可能となります。
しかし、イ草畳と比べると少し硬かったり、イ草畳の特徴的な香りがしないためイ草畳に慣れてしまっている方は少し違和感があるかと思います。
価格もイ草畳と比べると少し高価な製品になります。
③樹脂製(人工素材)
人工物でできた樹脂製の畳となります。
イ草畳をより扱いやすく、生活に取り入れやすくしたものが樹脂製の畳になります。
和紙製の畳と同様に撥水性に優れているためカビなどの害を防ぐことが可能となり、カラーバリエーションも豊富です。
イ草畳と比べると草くずが出ない点や耐久性にも優れているためペットを飼っている家庭や、介護シーンでも活躍する畳になります。
また、クッション性にも優れているため小さなお子様がいるご家庭でも使用しやすい畳になります。
現在1番取り入れられているのがこの樹脂製の畳です。
デメリットとしてはイ草製畳や和紙製畳と比べると夏はべたつき感があったり冬には少しひんやりと感じたりすることもあります。
■畳のサイズ
昔ながらのオーソドックスな畳のサイズは一般的に910㎜×1820㎜で大きさとしては人ひとりが横になれるほどの大きさで長方形タイプの畳を組み合わせて和室や畳スペースをつくっていましたが、
現代では半畳サイズの820㎜×820㎜の大きさの畳を取り入れるパターンが流行しています。
またカラーバリエーションを生かして半畳タイプの畳を2色交互に組み合わせることによって市松模様に見せることで空間をおしゃれに演出することも可能となります。
■和室とリビングを一体化する間取り
和室や畳コーナーといってもお家の雰囲気や使用方法により、様々な仕様があります。
和室ときくと、建具や障子、襖などで区切られたスペースとして成り立つ場合が多いですが、
最近では畳コーナーや畳スペースといった建具などで仕切らず、リビングとして一体的な空間に用いられることが多く、
畳スペース・畳コーナーに居ても家族と顔を合わせながら生活できることができます。
また、単に畳スペース・畳コーナーといっても、床とフラットにした場合と小上がりにした場合も存在します。
フラットにした場合、リビングとの一体感がより強くなりお子さんや高齢者がいる家庭は利用しやすく、段差がないためお掃除ロボットもスムーズに通行できお掃除が楽になります。
小上がりにすると、腰を掛けることができるため、ソファーを置くことなく生活できることで、
よりリビングを有効活用することができ、椅子に座っている人とも目線を合わせやすくなります。
▲小上がりタイプの間取り
▲フラットタイプの間取り
■まとめ
今回は畳の種類や特徴を主にお伝えさせていただきました。
どの種類の畳もそれぞれ特徴や味があって面白いですね。
このブログを書く上で、畳についていろいろ調べてみたのですが私自身もとても勉強になりました。
住宅会社に勤める前は畳と聞くと祖父母の昔ながらの雰囲気を想像していたのですが、
ベル・ホームで住宅を建てるうちに畳でおしゃれな空間を演出できることに気づきました。
新築住宅で畳をご検討のかたは是非ベル・ホームのモデルハウスまでお越し下さい。
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