2022/05/29
無垢床の10年後とは?後悔しない住宅会社の選び方
岡山県(岡山市・倉敷市・総社市・津山市・美作市)で
おしゃれで高性能を叶えるデザイン注文住宅ならベルホーム
住宅展示場やオープンハウスで見て、無垢フローリングを採用したいと思った方も多いはず。
目を引くほどおしゃれな家のインスタやブログは、ほとんど無垢フローリングを採用されています。
無垢フローリングの質感や魅力については私も大いに賛同致します。
しかし、無垢フローリングとうまく付き合っていくには、施工会社に必要なスペックがあることも忘れてはいけません。
今回は無垢フローリングをご検討されている方は必ず確認して欲しいチェック項目についてお話ししたいと思います。
■10年後に無垢床で後悔しないためのチェックポイント
おしゃれな家の代名詞で代表的なものは、建築家設計、塗り壁、無垢フローリング、間接照明、アイランドキッチン、ピットリビング、ヌック、デザイナーズファニチャー、タイルテラス、など、最近の流行も含めるとたくさん挙げられます。
これから新築やリフォームを検討されている方は、ネットで施工例や情報を収集されているのではないでしょうか。
昨今のコロナ禍に於いて、どのご家庭も巣篭もり傾向だったため、現状のお住まいのインテリアや快適性に不満を持っておられる方が多いように見受けられます。
賃貸にお住まいの方は、大規模な改善リフォームはできないものの、少しでも居心地の良いお住まいやインテリアを理想とされているのではないでしょうか。
新築住宅提案でもリフォーム提案でも、共通して欲しいおっしゃられるのは、【上質感と快適性】
その中でもインテリアに関して、特に「後から変えにくい部分」、フローリングの選択について、安易に無垢フローリングを選択しない方がいい場合があります。
無垢フローリングを検討されている方や実際に採用された方たちの多くから次のような内容をお聞きします。
「質感に惚れ込んで、オプション追加して無垢フローリングを採用したけれど大失敗。」
「無垢フローリングはお手入れが必要?」
「確かにおしゃれだけど高価だし。。。」
など、皆さん不安や不満を感じていらっしゃるようです。
実は、無垢フローリングを検討する前に、施工会社側に確認しておかなければならないことが2つあります。
それは、
【住宅会社の気密性、基本スペックをチェック】
【無垢フローリングが標準設定されている住宅会社か否か】
の2つです!
住宅会社の気密性、基本スペックをチェック
まず、1つ目の【住宅会社の気密性、基本スペックをチェック】についてお話します。
「なぜ気密性が必要なの??」
誰もがそう思うと思いますが、実はこの気密性(ほぼ隙間のない家)が計画換気を左右すると言っても過言ではありません。
そして、この計画換気が有効でない家(気密性のよくない家)は、換気(汚染空気や湿気の排出)のコントロールが効きにくい為、室内の湿度が排出し辛く、無垢フローリングを反り上がらせることもしばしば。
そもそも計画換気は建築基準法で義務付けられているので、施工会社の違いがあるとすれば、この気密性。これはかなり重要。
無垢フローリングの特性として、夏の高湿時期には湿気を含んで膨張し、冬の乾燥時期には痩せる現象が起こります。
もちろん、どの住宅会社さんも周知の事実ですが、多くの住宅会社さんはお客様からのクレームを防ぐために無垢フローリングを薦めないことが多いです。
それでも憧れの無垢フローリングを取り入れたいと思ったら、必ず事前に確認しておかなければならないことがあります。
それは、全棟気密測定を実施されている住宅会社さんであること。
C値0.5以下の数値が保証されていなければ、無垢フローリングはやめておかれた方がいいかもしれません。
また、これとは違った側面で、C値は、職人さんの施工精度を測るという側面もあります。
どういうことかというと、熟練で且つ腕のいい精度の高い大工さんでなければ、気密測定をしたところでC値0.5以下の数値は出せないからです。
住宅会社選びの際は、全棟気密測定実施されている住宅会社さんを積極的に探されることと、C値0.5以下を保証されている住宅会社を家づくりのパートナーとして選ばれることをお勧めします。
気密測定をしていない会社を選ぶというのは、大工さんルーレットのような、ある種の賭けみたいなものなので、そもそも選択肢からは外される方がいいかもしれません。
上記の理由から、施工に自信のない住宅会社さんは、そもそも標準設定されていません。
即ち、住宅性能の基本スペックが低い住宅は、無垢フローリングは向いていないということになります。
断熱性の高い住宅のメリットについてはこちらで解説しています⇩
無垢フローリングが標準設定されている住宅会社か否か
2つ目に【無垢フローリングが標準設定されている住宅会社か否か】についてです。
住宅会社によって様々な種類の標準仕様があると思いますが、圧倒的に多いのはお手入れのラクさと、安価な材料で人気の複合フローリングです。
最大のメリットは種類の多さとその安さ。
新築住宅の約9割以上、圧倒的に採用率が高い建材です。
優柔不断な方は、みんなが選んでいる材料として安心して選んでいただけます。
その反面、表面のシートがチープな木目プリントだったり、凹んだ時の補修が高額だったり、傷んできた際の部分張り替え時にはすでに廃盤になっていたり、
と、いいことばかりではありません。
また最大のデメリットは、飽きがくること。
その時代その時代によって、流行の木目プリントや色調が変わるので、新築後5年ほど経過すると、なんだかイケてない感が否めません。
メンテナンスを怠ると表面の塗装が剥がれてみるも無惨になることもありますので注意が必要です。
そういった数十年後まで後々のメンテナンスのことまで考えると、もしかすると高価な無垢フローリングでもトータルコストは変わらないかもしれません。
家族の成長や時の経過とともに劣化する建材「複合フローリング」と、柱の背比べのように子育て時の傷跡が味となる自然素材「無垢フローリング」
もし、上質な住環境を目指すなら、迷わず後者を選びましょう!
■まとめ
流行りに乗って、最先端柄の建材を選ぶもよし、
もし末長く飽きのこない本物の無垢の質感に魅力を感じたら、ぜひ無垢フローリングも選択肢に入れてみてはいかがでしょうか。
家族行事として定期的に簡単なお手入れしながら、凹んだ傷も愛着に変わることが年々楽しみに変わるはずです。
自然素材ならではの上質な住環境、流行に左右されず長きにわたって満足を得られますよ。
ただし!上に記したの住宅会社の基本スペックを事前に調べておかないと、必ず後悔しますからね。
材料選びや住宅会社選び、資金計画の考えた方など、新築検討を始めたばかりの方向けに、定期的に「賢い家づくり勉強会」を開催しています。
どなた様も無料で参加できますので、新築やリフォームを検討し始めた方は、ぜひ御活用ください。
床材選びについてこちらもご覧ください⇩
岡山県(岡山市・倉敷市・総社市・津山市・美作市)で新築・注文住宅・リフォーム・リノベーションをお考えの方は、地域密着のベルホームにご相談ください!