2024/11/18
リフォーム・リノベーション予算1,000万(税込)で何ができる?
岡山県(岡山市・倉敷市・総社市・津山市・美作市)で
おしゃれで高性能を叶えるデザイン注文住宅なら新築からリフォーム・リノベーションもベルホーム
今回は、リフォーム、リノベーション(以下リフォーム)をする際、この記事を読まれている方が総予算1,000万(消費税込)の費用をかけた場合、どの程度の工事ができるのか書きます。
総予算1,000万円でできるリフォーム・リノベーション
結論
・消費税込、消費税抜のどちらで考えるかでかなりの差が生まれます。
・リフォーム・リノベーションの坪単価は、あくまでも目安です。
・私たちベル・ホームを含め、プロに直接ご相談してみてください。
1,000万円を税込で考えた場合と税抜で考えた場合、91万円もの予算の差が発生することになります。
さらにローンを借りるなら手数料が発生し、契約には収入印紙の費用、工事中の仮の住まいの家賃や、工事前の解体工事費用、住みながらだと仮設トイレ、浴室、流し台、足場などの費用などで、更に予算は少なくなります。
消費税と諸費用は、予算の15-20%くらいを占める、かなり大きな要素となりますので、
打合せの際には我々業者が説明時に話している金額が、税込なのか税抜なのか、確認をするといいかもしれません。
ちなみに91万円(税込100万)でできることと言えば、
・トイレの2か所分の器具交換と内装リフォーム
・システムキッチンならそれなりのものの製品代(IH、食洗機付き)
・ユニットバスなら本体+据付工事代
・窓リノベなら補助金が工事代の半額出ると想定すると、ほぼ35-40坪の家のすべての窓に内窓設置
・壁紙工事なら35-40坪の家の全面張替え
・玄関ドアと勝手口をセットで交換
などが挙げられます。
見積をしている私たちにとっても、消費税がなければこの工事が予算内でできるのに、と思えるくらいの額です。リフォーム減税や補助金などで還ってくる場合もありますが、イニシャルコストとしてはかなりの圧迫感がある金額です。
リフォームを検討している皆様にとって、まず気になるのがお金(予算)だと思います。
検討中の方といろいろと打合せをしている中で、現在困っていることや、完成時の希望についてはある程度明確にお伺いすることはできるのですが、その中で実際の予算となるとわからない、と言われる方がいらっしゃいます。
中には明確に金額をお伝えいただける方もいらっしゃいますが、あくまでリフォームにそのくらいの金額を掛けてもいいかな、と考え、お知り合いの家で行ったリフォームの金額や、TV、インターネットで見た金額や、新聞折込みチラシなどに記載されている金額が根拠になっていることが多い印象です。
これは当然のことで、私たちプロから見ても、築年数、工法などに左右されることが多く、見ただけではわからない要素もあるので、家の大きさや築年数だけで金額をお伝えすることは難しい場合が多々あります。
新築住宅で、工法、仕様が決まっている場合の坪単価の増減要素は、一般的に少なくなっていきます。変わる部分と言えば、キッチン、お風呂などの設備や細かな仕様で変わるくらいです。
無い物を作っていくので、家として必要な部分を積み上げていく計算はほぼ足し算掛け算でできます。
例として、30坪の家に標準の仕様より、同サイズの100万高級なシステムキッチンを設置すると、坪単価は3.3万上がりますが、設備が変わるだけなので、比較も簡単です。
かたやリフォームでは、加えて経年変化の状況、お住まいの方のご要望、壁や天井など、隠れてしまっている部分の状況などで、坪単価などはあってないようなものになります。
例として、キッチンを改修する場合、
- システムキッチンだけ交換する
- 床もフワフワしているから張り替えたい(全面でなくてもよい)
- 床もフワフワしているから張り替えたい(全面張替え、断熱材も入れたい)
- 壁クロスはそのまま
- 壁クロスを張り替えたい
- 天井クロスはそのまま・・・
- 天井に断熱材を入れたい・・・
などなど、いろいろなパターンが発生してきます。
工法の選定、必要不必要、優先順位の高低などが複雑に絡むため、見積をするのは新築と比較して難しい場合が多いです。あまりにも見積の項目が少ない業者には、項目に何がどのように含まれているのかを説明を聞くことが重要です。
できるだけ安くできあがるのが最も良い、という意味で、業界用語か岡山の方言なのか、わかりませんが「やしいがごっつぉ」(安い。がご馳走)という言葉を耳にすることが多い環境で、私自身は長く揉まれてきたのですが、ここ最近の物価高や、クオリティの担保ということを考えると、以前よりかなりできることが少なくなってきています。
そのような中で、真摯にお客様のご要望やお困りごとに耳を傾け、精度の高い見積を出せる業者を探すことができれば、不要な工事をされて高い代金を支払い、見積の失敗を携わる職人さんに押し付けることにより手抜きをされることがなくなると思います。
リフォームを検討中の皆さまが良い選択ができるよう、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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