2022/06/29
【徹底比較】リフォームとリノベーションの違いとは?事例を基に解説します。
岡山県(岡山市・倉敷市・総社市・津山市・美作市)で
おしゃれで高性能を叶えるデザイン注文住宅ならベルホーム
最近よく耳にする”リノベ”や”リフォーム”。
そもそも「リフォーム」って何でしょう?
何でも横文字にすれば良いというものではありませんので、何がどう違うのか私なりの解釈で説明します。
■リフォームとリノベーションの違い
リフォームやリノベーションを検討している方は、この2つの違いに疑問を抱くこともあると思いますが2つの意味は異なります。
リフォームは性能の落ちてきた部分・設備を部分的に新しくすることで、リノベーションは増築・改築や建物の用途変更など、資産価値を高めるための大規模な改造をすることです。
◆リフォーム(reform)
性能の落ちてきた部分・設備を部分的に新しくする。
→古くなった壁紙の張替・システムキッチンの交換・床材の張替や増張、簡易的な間仕切り壁設置など
◆リノベーション(renovation)
増築・改築や建物の用途変更など、資産価値を高めるための大規模な改造。
→基礎・躯体を残して解体し、間取りの大幅な変更や耐震性・断熱性能などを高める工事、配管の移設を含む工事など
建築当初は建物も新しく、建築時の時代に沿った性能を備えているのですが、当然ながら10年、20年と年数が経つにつれ、色々なところが老朽化・経年劣化していきますし、技術革新で性能の良い物が登場してきます。
また、建築時にあれこれ検討した間取りや住まい方も、年数の経過と共に家族形態・生活様式に変化があり、逆に不便になってしまっていたり、家族が求める暮らしにそぐわなくなっていたりすることがあります。
■リフォーム・リノベーションを考えるタイミングとは?
わかりやすいモデルで例えてみます。
建築当初は夫婦だけだったが、やがてお子様が2人生まれ、4人家族となる。
その後お子様が成人され、各々が家庭を持ち、家を出ていきまた夫婦のみの生活に戻る。
建築時から20~30年の歳月が流れます。
若い頃は元気に動き回れていた夫婦も、少しずつ体力の衰えが出てきます。
最近、階段の昇り降りがしんどいな・・・。
子供たちが個室として使っていた部屋は、今はもう空き部屋。
子供も立派に独り立ちしたことだし、そろそろ夫婦で楽しめる何かを始めようか・・・。
子育てを目的として建てた家がその役目を終えた時、今度はどんな役目を持つことになるのか。
このタイミングで、ご夫婦で楽しく安心して過ごすことを目的に「リノベーション」するのも良いですね。
・就寝時間が異なるため子供部屋を夫婦各々の個室にする
・1階の和室を寝室にする
・趣味を楽しむ部屋、趣味で集めた物を飾る部屋を造る
・夫婦一緒に料理が楽しめる広々キッチンにする
・庭を眺めてコーヒーが楽しめるデッキを造る
・自宅をカフェにする
・愛車のインナーガレージを増築する
・映画や音楽を鑑賞する為に防音室を造る
思いつくままに例を挙げてみると、なんとも夢があります。
弊社で建てて頂いたオーナー様が、住まわれてからも安心して過ごしていただけるよう、
そして生活様式の変化に伴うリフォームのご希望にも、新築時同様、ご希望に寄り添っていきたいと思っております。
リフォーム会社の選び方についてはコチラで解説しています⇩
■【最近耳にする】空き家バンクとは?
皆さんところで、「空き家バンク」という言葉をご存じでしょうか?
空き家バンクとは、空き家物件情報を地方公共団体のホームページ上などで提供する仕組みのことを指しています。
新しい造成地へ新築住宅が何棟も建築される傍らで、今、空き家の数が増え続けています。
住み手のいなくなった空き家は、景観の悪化、雑草や悪臭の発生、老朽化による家屋倒壊の可能性など、多数の問題を抱えています。
また、不法侵入や放火などの犯罪リスクが高くなります。
そうした空き家のリスク回避の為に、国や全国の自治体が先導し、空き家を再生改修、地域活性化させる為、リフォーム費用の一部を助成する事業を推進しています。
例えば、岡山市では、「岡山市空き家再生(リフォーム)活用促進モデル事業」という事業が岡山市のHPに掲載されています。
(申込期限がある事業ですのでご注意下さい)
こういった制度を使って、中古住宅をリノベーションして活用する、というのもこれからの時代にマッチングしていると思います。
例えば、建築基準法の改正により新築住宅の建てられなくなってしまった土地にある建物は、リノベーションすれば再生します。
親から譲り受けた古い家も、スケルトンリフォーム(基礎・構造材だけを残してリフォームする方法)で構造の耐震性や断熱性を高めたりすることで、新規に土地と建物を購入するより低予算で新築同様の家が手に入ります。
そういえば、昔「天保時代の家」のリノベーションをさせて頂いたことを思い出しました。
お施主様でもあるおばあちゃんが「この家が建てられたのは天保の時代なのよー」とおっしゃっていたんです。調べてみたら、天保って西暦1830年から1844年です!
もちろん屋根は藁葺き+板金瓦で、屋根裏から見える藁は囲炉裏から上ったススで黒くコーティングされていました。
藁は何回か葺き替えされたそうです。
旧き良き家へ長く住み続けられるのも、適切なリフォーム(リノベーション)を適切な時期にしているからでしょう。
ここまででリフォームとリノベーションについてのお話しをしました。
梅雨時期に突入し、気温も湿度も不快指数もぐんぐん上昇中です。
エアコンや扇風機・サーキュレーターと併せて24時間換気システムの「澄家」を上手に使って、
少しでも快適な環境でこの時期を乗り切りたいです。
なにか不明な点や困っていることがありましたら、何でも良いのでお問い合わせ下さい。
参考
空き家バンクはコチラ
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