2022/05/28
【実例集】使いやすいキッチンの間取りアイデア|失敗談から考える理想のレイアウト
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こんにちは!ベル・ホームでアフターメンテナンス・リフォーム工事を担当している北石です!
今回は為になるお話ではなく、私が今までご訪問したお家の中で、「使い勝手ナンバー1」だと思った間取りのキッチンについて語ってみようと思います。
■キッチン間取りの種類や流行
皆様のお家のキッチンは対面キッチンですか?
高度経済成長期、2DKの団地が各所で建設される中、「ダイニングキッチン」の登場で、6畳程の洋室にコンロ・流し台・冷蔵庫・ダイニングテーブル・食器棚を置くスタイルが人気でした。
それまでは別室の台所で作ったご飯を畳敷きの茶の間まで運んでちゃぶ台で食べる、そんなサザエさん的日本の古き良き時代の習慣をガラリと覆す間取りが「ダイニングキッチン」でした。
そして、時代は流れ、キッチンの主流はいつからか「対面キッチン」 となりました。
私も類に漏れず、最初に新築した家は迷わず対面キッチンにしました。
家を建てる前に住んでいたのは3DKの賃貸住宅、キッチンはもちろんダイニングキッチン、生活感ありありのレイアウト。
そんな訳で、新築住宅の間取りを考えるに当たり2人の子育て真っ只中だった私は、料理をしながら子供を見られる、TVも見られる、疎外感を感じずに料理ができる、等々、そんなメリットに魅力を感じて対面キッチンにした…はずでした。
新しいお家に新しいシステムキッチン、キッチンバックには造り付けカウンター収納とパントリー。
洗い物をしながらリビングが見渡せて、子供の様子やTVが見られる。
お皿は流し前に設置した目隠しカウンターへ配膳できるし、これで料理も楽しくガンガン作れるぞー!と思ったのもつかの間。
何だか違和感・・・、何だかわからないけど、不便で使いにくい・・・と思い始める。
そうか!作業台がないからだ!と気づきました。
今までは冷蔵庫から出した材料の仮置きや料理を盛り付ける前の家族分の皿の配膳、下ごしらえした材料を入れたボールの置場、子供と餃子を包む作業等にダイニングテーブルを使っていました。
しかし対面キッチンにしたことで流し前のカウンターかキッチンバックのカウンターに置く訳ですが、
流し前の目隠しカウンターは背が高く毎度手を伸ばさなければならず、キッチンバックのカウンターは炊飯器やら電子レンジ、トースターにコーヒーメーカーが居座っていて、
もはや作業カウンターとしての機能はしていない。
今流行りの対面キッチンだけど、私には前のダイニングキッチンの方が良かった!と思いました。
■友人宅で出会った使いやすいキッチンの間取り
話は変わりますが、私は永くアフターメンテナンスを主な業務とさせて頂いており、今までに様々なメーカー・工務店のお客様宅を訪問させて頂きました。
約10年程前でしょうか、古くからの友人が家を新築したと聞き、お邪魔することになりました。
事前に聞くところによると、ご主人・友人共々相当拘ってつくり込んだお家らしく、私もどんな間取りなんだろうと楽しみにお邪魔しました。
玄関からホールを抜け、リビングに通される間にも凝った内観に驚くことしきりだったのですが、リビングの扉を開けた瞬間目に飛び込んできたものは…。
大きな作業台でクッキーの生地をこねている友人の娘さん。
一目で「素敵~!」と思いました。
そうなんです、友人宅のキッチンは昭和のダイニングキッチンの進化バージョンとも言える「壁側キッチン+アイランド型作業台」でした。
家具工房で特注した造り付け作業台は4人用ダイニングテーブル程の大きさ(恐らく750×1200程)があり、尚且つシステムキッチンと同じ高さ(85㎝)で造ってある為、
普段の料理の配膳台としては勿論、お菓子やパンをこねるにも十分な広さと使い勝手の良い高さでした。
そして天板の下には家電が置けるようコンセントを設置したオープン棚、ゴミ箱置場、扉を設置した棚には普段使いの食器やストック品がすっきり納まっていました。
予め「そこに何を入れ、どう使うのか」をはっきり決めて造ったのだそう。
「朝ご飯は食べる時間が皆バラバラだから、この作業台で食べてるんだよ~」と友人。
そうそう!これだったんですよ!私が求めていたキッチンの形!
■まとめ
時は流れ、現在。
多様な商品が各メーカーから提供されている中、現在主流となっているのが「ペニンシュラ(半島)型」や「アイランド(島)型」でしょうか。
システムキッチンの奥行を広いものにすれば、対面キッチンとしてのメリットを生かしつつ、作業台やリビング側から使う収納スペース、ちょっとした食事をするカウンターとしても使えるキッチンです。
弊社モデルハウスでもこの形を採用しております。
システムキッチンの上部には吊戸棚を設置せず、抜け感で広々と感じるデザインとなっております。
気になる方は是非展示場へお越し下さい!
余談ですが、私、昨年末に人生2度目の住宅購入を致しまして。
今度こそ念願のアイランド型特注作業台のあるキッチンに!・・・とはならず。
はい、建売を購入しましたので、普通の真っ白な対面キッチンです。
ですが、今はもうクッキーをこねてくれる娘が家におりませんのでこれで十分でした。
その代わり鉄骨スケルトン階段を我が家のニャンズ達が元気よく駆け上がって行く姿を毎日見られてとても幸せです。
これからお家づくりを始められる方々は是非ライフスタイルや家事動線を念頭に置いて間取りを検討してみてはいかがでしょうか?
家事導線の良いランドリールームがある間取りについてはコチラ⇩
ベル・ホームでは優秀な建築家による設計によるお家づくりを行っています。
お家を建てる際は、お客様のライフスタイルやご希望をヒアリングし、
そのご家族に合ったプランを提案します。
そして、その建築家だからこそできる“お客さまにとって最も理想的な家”を実現していきます。
建築家とつくるお家づくりに興味のある方はお近くのモデルハウスを実際にご覧いただき、お家づくりの参考にしてみてくださいね。
書斎の間取り計画についてはコチラで解説しています⇩
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