2022/05/10
注文住宅の付帯工事費の内訳はどうなっている?建物以外にかかる費用や予算の決め方を解説
岡山県で建築家とおしゃれで高性能な注文住宅を建てるならBELLE HOME(ベル・ホーム)にお任せください!
こんにちは、ベル・ホーム営業の松田です。
今回は多くの方が行うであろう住宅会社の比較の中でも
特に失敗すると大きな後悔を招く、総額の比較についてお話させていだだきます。
■住宅の予算の考え方
例えば、ご友人や職場の方と住宅の資金についてお話される際に
「○○で建てたら総額いくらになった。」
「住宅ローンはいくら借りた。」
というお話をされる方が多くいらっしゃるのではないでしょうか?
また、数社に総額はおよそいくらになるか質問したり、
見積もりの作成を依頼することで、どの会社が安く建築できるのか比較したい!
と思われている方も多いかと思います。
この総予算の比較ですが、正しく比較しないと後々大きな後悔を招くことになってしまいます。
住宅の総額にどのような項目があるのかは以前の記事で解説を行っておりますのでこちらをご覧ください。
住宅ローンの基礎知識についてはコチラ⇩
今回はその中でも「付帯工事費用」について詳しくご説明させていただきます。
■付帯工事費の内訳
付帯工事費用には大抵
・地盤補強費用
・エクステリア費用(外構費用)
・エアコン費用
・照明費用
・カーテン費用
などがあり、住宅会社によっては
・造作家具費用という項目もございます。
失敗しないためには、それぞれの項目で各社がどれだけの予算を確保しており、どのような内容を想定しているかきちんと質問するようにしてください。
そして不足している場合は増額してもらうようにしてください。
それでは各項目の解説に移ります。
・地盤補強費用
大前提として、地盤補強費用を想定していない会社は問題外です。
予算取りが甘く、最終的に追加にならないように気を付けましょう。
質問すべき内容をまとめます。
①補強工事の種類を聞く
大半は「柱状改良工事」と「鋼管杭」に分かれます。
「柱状改良工事」の方が安価ですが、摩擦で家を支えるため完璧な工法とは言えません。
また、六価クロムによる土壌汚染の可能性も懸念されております。
この2つだけでも数十万円金額に変動がありますのでどちらで想定しているのか?
選択は可能なのか?を聞くとよいでしょう。
②想定している貫入深度を聞く
地盤調査は、支持層までの距離を測定します。
よって、何メートルの深さまで入ることを想定しているのか質問して頂ければ適正な予算を確保しているのか、把握することができます。
③どのような建物で想定しているのか?
地盤補強工事は1階の床面積によって、その範囲が決まります。
当然、平屋の方が広いので通常よりも数十万円予算を確保する必要があります。
よって「とりあえず」「適当な建物で」予算取りをする事は危険であると共にきちんと想定している建物のサイズを担当者と共有する必要があります。
・エクステリア費用
こちらが一番会社によって予算取りが変わる項目です。
ただし、適当な予算取りをしてしまうと「お庭が全て砂利になった」「駐車スペース以外は土のまま」という状況になり
折角のお住まいも快適性が半減してしまいます。
大前提として、建物だけでなくお庭も合わせて提案してくれる会社を選択しましょう。
質問すべきことはいたってシンプルで
この予算で何ができるのかを質問してください。
カーポートの有無や植栽、ライティングの計画など外構の内容によっては簡単に100~200万円の差額が発生します。
・エアコン・照明・カーテン費用
この3点についても、エクステリアと同じでこの予算で何ができるのか?何を想定しているのか?を必ず質問してください。
エアコンは何帖用を何台想定しているのか?
照明は主寝室や子供部屋もダウンライトで可能なのか?間接照明はできるのか?
カーテンはどんなものを何部屋分想定しているのか?
1項目ごとには5万円~数十万円と、建物の本体価格に比べると軽微な内容と思われがちですが
お打合せが進行していくたびに追加の費用が発生してしまうのはストレスですし
何よりせっかく選択した会社へ不信感も抱いてしまいますので、お気を付けください。
・建築造作家具
既製品ではない、オリジナルで作成するカウンターや収納がある場合こちらの費用に計上されます。
言い方を変えると「特注家具の費用」です。
こちらもやはり先述の項目と同じ質問を投げかけてみてください。
■まとめ
地盤補強費用やエクステリア費用は100万円以上の価格差になる場合があるほか
契約前に詳細が打合せできない項目でもあります。
その他の費用につきましても事前に予算が取られていなかった場合、契約後に追加費用が必要になり、
最終的には検討していた他の会社の見積りよりも高額になっていた。
という事も起こりえます。
これ以外にも、登記費用や火災保険費用や各種申請費用等
金額を安く見せるためにギリギリの費用だけを確保したり項目そのものを消していたという事例も少なくありません。
お住いの検討をしている場合、建物本体価格や総額に目を向けがちですが正しく、冷静に比較するためにも
資金計画書の各項目にも目を向けてみてください。