2022/05/08
【初心者向け】建築図面の見方のコツを徹底解説|図面にない細部の納まりとは?
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こんにちは。現場監督の重田です。
■「神は細部に宿る」とは
「神は細部に宿る」
この格言は、近代建築の3大巨匠のひとりであるルートヴィヒ・ミース・ファン・デル・ローエというドイツの建築家の言葉です。(※諸説あり)
ディティール(細部)にこだわった丁寧な作品には作者の強い思いが込められており、まるで神が命を宿したかのごとく不朽の作品として生き続ける。
といった意味合いで美術や建築だけに留まらず、日常の様々な場面でも用いられています。
建築の世界では、大きなものこそ細部にこだわることで、より美しく見えるという意味です。
建築物は斬新なデザインや統一感のあるインテリアコーディネートなどに目を引くことが殆どだと思いますが、実は細部の細かいところこそ美しさが求められてきます。
■建築図面の見方のコツとは?
細部に宿るといっても細部って何か全く分かりませんよね…
私たち現場監督は、図面に記載されたものを元に、各職人さんに指示を出し、お家づくりを進めていきます。
しかし、実は図面だけでは細かい部分の寸法や位置など記載されていないことがほとんどなんです!
例えば、フローリングとフロアタイルがぶつかる部分などには見切り材という材と材を区切る部材を使います。
その位置については基本的に図面に記載されていません。
その記載のされていない部分を現場監督が考え、指示を出し決定します。
これを「納まり」といい、現場監督が検討します。
つまり、この納まりこそが「細部」ということになります!
例えば、私たち現場監督が造作家具の図面を書き、木材を加工してもらい、大工さんに取り付けを行ってもらいます。
加工図面を書く段階で材料の厚みはどうするか、角の面を取るのか、固定の仕方はどうするのかなどを考えプレカットの寸法をあらかじめ変えておくなど、美しく見せるために様々なことを検討します。
造作家具に関わらず、図面に記載のないところはすべて検討を行ったうえで指示を行います!
それは、難しくなればそれだけ検討は複雑となり、まだ出来上がっていないものを図面に書いたり、想像して立体的に頭に思い浮かべたりして検討していきます!
まだできていないものを想像するということはとても難しいです。
住宅などの建築物は外部から見たときのデザインや間取り、住宅設備など美しいということも大事ですが、「細部」にこだわることによって、美しさが宿ります。
建築物とは、我々人間にとってとても大きなものです。その中でも細部にこだわることこそが美しさに繋がっています。
■まとめ
ベル・ホームでは、そんな細部にこだわった納まりを検討する現場監督が多数在籍しています!
私はまだまだ勉強中の身ではありますが、日々先輩方の納まりのひらめきや美しい納まりにとても感動します!
現在、住まいづくりを検討している方は是非!品質NO.1を掲げる私たち技術職の納まりを体感してみてください!
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