2022/05/01
【2025年義務化】新築住宅の省エネ基準をわかりやすく解説!最新の地域区分・等級もご紹介
岡山県で建築家とおしゃれで高性能な注文住宅を建てるならBELLE HOME(ベル・ホーム)にお任せください!
こんにちは!!ベル・ホームで設計担当をしています岡村です!
今回は最近耳にすることが多くなった省エネ住宅についてお話します。
■新築住宅・建築物は2025年に省エネ基準適合義務化
早速ですが、2021年4月に建築物省エネ法が改正されたのはご存じでしょうか?
そもそも建築物省エネ法とは…2015年7月8日に公布された法律で、建築物のエネルギー消費性能の向上を図るため、住宅以外の一定規模以上の建築物のエネルギー消費性能基準への適合義務の創設、エネルギー消費性能向上計画の認定制度の創設等の 措置が講じられた法律です。
つまり、住宅以外の建築物のエネルギー消費性能に関する法律です!
住宅を建てる私たちには正直無関係だったんですね…
ところが、近頃は温暖化や異常気象などへの対策として、住宅にも環境に配慮した省エネルギー化が求められるようになったんです。
そこで住宅の省エネ化について省エネ基準を満たしているかどうか建築士が建築主に説明する「説明義務制度」が新たに建築物省エネ法で課されるようになりました。
この制度では、省エネ基準に適合しているかどうかや、適合しない場合の省エネ性能確保のために必要となる変更内容を建築士からお客様へご説明します。
さらにさらに!2025年度からは今までは住宅以外の一定規模以上の建築物が対象だった省エネ基準適合義務が住宅も対象に加わると発表がありました。
また、今年の国からの補助金支援制度“こどもみらい住宅支援事業”も利用するためには省エネ基準適合は必須になってきます。
この”こどもみらい住宅支援事業”について気になった方はコチラ⇩をご覧ください。
話が少し逸れましたが、国の動きからも省エネ住宅がこれからのお家づくりに重要な部分になってくることがよくわかりますね。
「省エネ住宅」「省エネ基準」とは
先ほどから「省エネ住宅」「省エネ基準」という単語が並んでいますが、これらが何なのか簡単にご説明させていただきます!
「省エネ住宅」は省エネ基準に適合した住宅になります。では、省エネ基準とは…大きく分けて2つの省エネ性能に関する基準に分けられます。
1.住まいの熱を快適にコントロールできること!
2.住まいのエネルギーを賢く使えること!
順番にお話ししていきます。
- 住まいの熱を快適にコントロールできること!
これは、屋根や外壁・窓などの断熱性能に関する基準になります。
具体的には「外皮基準」(外皮平均熱貫流率)と言ってご存じの方もおられると思いますが…そうです!最近よく聞く“UA値”がこの外皮基準の数値になります。
外壁や屋根、基礎などお家を覆っている面積や窓、断熱材の性能を考慮して計算することで数値が算出されます。
この基準は地域によってクリアするべき数値が異なってくるのですが、岡山では0.87(W/㎡・K)が基準になっています。
この数値が低ければ低いほど性能の高いお家になり、夏は冷房時に外から入ってくる熱を遮断することで涼しく、冬は暖房時に逃げてしまう熱を閉じ込めることで暖かく快適なお家になるということになります。
UA値の低いお家を高性能な魔法瓶、UA値の高いお家をペットボトルとイメージしていただけたらわかりやすいかと思います。
ちなみにこのUA値ですが、お家の隙間を数値化したC値が0であると仮定して計算しているのでUA値が低いだけ(高断熱)でなく、C値が低いこと(高気密)もかなり重要になってきます。
だから、高気密と高断熱は切っても切れない関係なんです!ベル・ホームはこのC値を0に近づける努力もしています。
高気密高断熱住宅をつくるための重要ポイントはコチラで解説しています⇩
- 住まいのエネルギーを賢く使えること!
これは、冷暖房、換気、給湯器、照明など住宅で使うエネルギー消費量に関する基準になります。
具体的には「一次エネルギー消費量基準」といって、ηAC値(冷房期の日射取得率)になります。
お家に設置する空調設備や換気設備、給湯器などの性能を考慮して計算することで数値が算出されます。
この数値も地域によって基準が異なります。岡山は2.8もしくは3.0が主に該当します。
高効率なエアコンや給湯器、LED照明を設置することで、エネルギーを上手に使います。
以上2つの基準が、省エネ基準になります。2つの基準をクリアして初めて「省エネ住宅」になります。
省エネ住宅のメリット
次に省エネ住宅にするメリットをご紹介します。
環境にも家計にも優しい
省エネ性能の高い家電や照明、効率の良い給湯器など最新の機器・設備を導入することで、エネルギーの使用を削減でき、環境にも家計にもプラスになります。
太陽光発電などでエネルギーを作り出せば、さらに省エネになります。
一年中快適な空間に
断熱性能が高いと部屋の中が均一に同じ温度に保たれ、一年中、24時間快適に過ごすことができます。
健康な暮らし
断熱性能が高く暖かい住宅はヒートショックの防止、高血圧症の防止など、住まい手の健康作りにつながります。
災害時も頼りに
太陽光発電システムや家庭用蓄電池などを備えている場合、停電時や災害時など、もしもの時に頼りになります。
+αとして、最初にお話しした補助金制度が利用できる(時期によります)というメリットもあります。
■まとめ
2025年には省エネ住宅が義務化されますが、これだけメリットがあればどんどん省エネ住宅目指していきたいですね!!
ところで、ベル・ホームのお家ですが、UA値・ηAC値ともに標準でクリアします!
さらに今回ご説明した省エネ基準のほかに、「断熱等性能等級」「一次エネルギー消費量等級」という性能等級があるのですが…
2022年4月1日にできた上位等級(断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級6)もベル・ホームのお家は基本的にクリアします!!!!!!!!!
ベル・ホームで、環境に優しい、家計に優しい、健康に良い、快適でカッコいいお家づくり始めてみませんか?