2022/04/18
【着工前の流れ】建築工事が円滑に進む現地調査のポイント|瑕疵担保責任保険の検査についても解説
岡山県で建築家とおしゃれで高性能な注文住宅を建てるならBELLE HOME(ベル・ホーム)にお任せください!
こんにちは。工務の米地です。
私たちの仕事の中に調査、確認、検査等があります。円滑に工事を進める為に必要な業務になります。
たくさんの工程がありますので、今回は上棟(棟上げ)より前工程についてお話します!
■建築工事を円滑に進めるための現地調査のポイント
まず、工務としてのはじめてのお客様の家に携わるのは現地、付近調査です。
資材搬入の為の敷地までの搬入経路の確認、境界杭の確認、排水の確認、電柱の位置、電柱からの上空配線の確認、敷地の測量を行います。
土地の前面道路は広くても搬入経路が狭い場合もあり作業車の進入が困難な場合も発生しますので事前の確認が必要になります。
細かく言えば、運搬車両によっても金額も変動しますので良く確認しないといけないのです。
また、作業は基本8時からの始まりですので、交通規制の確認、通学路の有無も確認しますので、敷地を中心に多方面にわたり道路調査確認します。
交通規制を無視してまで現場には行けないですからね。
境界杭の確認は、地鎮祭の際に建物の外周にロープを張っていますよね。
その作業の際に敷地境界線から建物配置を決めているので敷地の基準となる境界杭がないと地鎮祭、 地盤改良工事、基礎工事、最終的には外構工事の境界工事も出来なくなります。
新築工事の工程で最初の工事は地盤改良工事もしくは基礎工事になりますので、工事着手が出来なくなるという事になります。
排水の確認とは、敷地に面している側溝の深さの確認等を行います。
浄化槽の場合は特に排水計画に注意しないといけません。
ちゃんと計画調査をしていなければ浄化槽の排水が悪くなり最悪の場合ポンプをつけて排水しないといけなくなるので、無駄な費用発生を生むことになりますので要注意です。
電柱の位置及び上空配線とは、電柱からの電気の引込の為の確認と敷地上空に配線がある場合には、上棟時にレッカー作業で材料の搬入作業で上空に配線があると接触してしまい事故が起こりえます。
配線の防護管の依頼をする等の検討も必要になってきます。
年末年始になるとテレビCMで凧揚げで上空の電気配線等に凧糸が絡んでしまうと電力会社に連絡するように流れていますよね。
ライフラインの事故は工務としても怖いので要注意なのです。
■図面確認
次に図面の確認です。
ベル・ホームでは、工事着工前に営業、設計、インテリアコーディネーター、工務で図面の確認、打合せを行います。
ほとんどは、工務から設計、インテリアコーディネーターにお客様のこだわり、意匠性、仕様部材、棚板等の納まりの質問及び確認をします。
工務担当者は打合せ前に図面の整合性の有無等目を細部にわたり確認を行います。
やはり、現場を知っているからこそ分かることもあり、細部にわたりチェックをし、チーム全員で相談、作業方法を決定していきます。
チームでの打合せがないと、現場着工してからもスムーズに工程も進みませんし、資材発注も遅くなり職人さんにも迷惑をかけることとなり、最終的には工程が遅れてお客様にも多大なご迷惑をお掛けしてしまうことになりかねないので、チームでの打合せは大必須なのです。
着工前打ち合わせについてはコチラ⇩
■基礎検査
次に基礎検査です。
基礎工事着工時の敷地の配置確認を行います。
この時に敷地境界線から建物基礎の位置の確認を再度、業者さんと行います。
境界杭がないと敷地境界線が分からないので困りますよね。
基礎工事の検査は、瑕疵担保責任保険(かしたんぽせきにんほけん)の配筋検査です。
配筋検査の前に自主検査で構造計算され指定された鉄筋の径、配列等の検査を行います。
そして、瑕疵担保責任保険の配筋検査を受けます。
案外、緊張する瞬間です。当たり前ですが、一度も不適合になった事はありません!
配筋検査が終わると、基礎工事は土間コンクリート打設に移行していきます。
そして、養生期間を経て立上りのコンクリートを打設するのですが、その前に基礎と土台を緊結するアンカーボルトの設置の検査を行います。
ベル・ホームではアンカーボルトを1m以内に1ヶ所設置するという会社独自のルールがあります。
アンカーボルトの本数だけでも中々の数になり確認作業だけでも結構大変なんです。
基礎工事の最終検査は、出来高検査です。基礎の天端レベルの測定。
ベル・ホームでは基礎天端レベルの誤差を±2mmとしていますが、業者さんもち密に作業を行ってくれているので平均誤差は±1mmぐらいの精度となっています。
また、基礎仕上がりの対角を図り誤差が無いかの検査を行い基礎工事の検査完了となります。
次回は上棟後からの検査について書かせて頂きます。
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