2022/04/12
【不幸が起きそう】地鎮祭をしないのはアリ?意味や流れについて解説
岡山県で建築家とおしゃれで高性能な注文住宅を建てるならBELLE HOME(ベル・ホーム)にお任せください!
みなさんこんにちは。現場管理をさせていただいています工務の鈴木です。
お施主様のお声でよくあるのが
「住宅の建築現場に本当は顔を出したいんだけど、職人さんたちの手を止めてしまってはいけないし、気になることを質問したいけど職人さんて気難しそうで、、、」
「建築現場でどんなことをしているんだろう?一生に一度かもしれないし、建築現場を見てみたいんだけど見に行っても大丈夫かな?」
というお声です。結論、、、そんなことは全くないです。どんどん質問してみてください!
今の職人さんは昔長ながらの職人さんとは違い、お客様から声をかけていただくと気さくに話しかけてくださる方がほとんどです。
でもたしかに、住宅の建築現場って独特な空気感があって少し敷居が高いと感じてしまう方は多いのかもしれません。
そこで、今回は住宅の建築現場で一体どんな工程を経てお家が建つのか、現場の職人さんたちのことを現場監督歴30年の私がお話ししたいと思います。
■地鎮祭をしないのはアリ?意味や流れについて
さて、お客様が住宅を購入された場合ですが、契約を済ませ、本設計を行い、建築確認申請を提出して、確認済証が交付されるといよいよ建築工事が始まっていきます。
中でもお客様に必ず現場にお越しいただきたい日があります。
それはまず着工前に執り行う地鎮祭です。
地鎮祭とは建築現場の周辺にある神社の神主さんに現場にお越しいただき、工事着工前にその土地の神様を鎮め、元々は神様の土地である敷地に建物を建築し住まわせていただけるように許しを得る大切な行事になります。
そしてこれから始まる建築工事の安全と、その住まいに入居される家族の末永い幸と繁栄や安全を祈る行事になります。
土地の四隅に青竹を立て、しめ縄で囲んで祭場をつくり、家の中心付近に祭壇を設置し、野菜や魚などをお供えし、玉串や鍬入れの儀を行います。
最後に基礎施工時に家の中心に埋める沈めものと、上棟式の時に棟に取り付ける棟札をいただきます。
地鎮祭終了後、工事開始の最初で記念になる行事になりますので、ぜひ祭壇の前で記念撮影していただき、家族の歴史の大切な一コマにしていただきたいと思います。
お客様の諸事情により、どうしても地鎮祭を行えない場合もございます。
そのような時はお酒とお塩をご用意いただきまして、ご家族様で土地の神様を鎮め、お家を建築するにあたり家族の幸せと繁栄や工事の安全をお願いされてもいいかと思います。
地鎮祭が終わると、基礎工事が始まります。
■住宅の根幹!?基礎工事とは?
基礎工事は住宅建築の中でとても大切な工事になります。
前もって地盤調査を行い、その結果で強度不足であったとしても、その土地にあった地盤補強工事を行えば安心して住めるようになりますので、ご安心ください。
定められた設計・施工仕様のガイドに沿って地盤補強の専門業者が施工し、工事報告書の提出を行っています。
地盤補強工事が完了すると、基礎工事に進みます。
基礎工事は地面と建物のつなぐ工事のことであり、地盤と建物をつなぐ重要なパイプ役の工事になり、とても大切な工事になります。
弊社では全棟構造計算を行い、設計した建物全棟耐震等級3を建てさせていただいております。
基礎も構造計算をされた構造図を元に基礎の配筋、建物と基礎をつなぐアンカーボルトの配置、耐震補強金物のホールダウン金物などの配置を行っております。
基礎工事ではコンクリートの中にある鉄筋が重要になってきます。
弊社では配筋検査を自主検査で行っております。
第三者機関であるJIOさんの講習を受講して、検査員の資格を習得した者が検査を行い、配筋検査報告書と写真をJIOさんに送り適合を頂いておりますので、配筋検査の結果を確認していただけるといいかと思います。
少し熱くなりすぎて専門的になってしまいました。
工事施工前に現場監督が行う調査はコチラ⇩
■まとめ
建築工事が始まれば、建築会社が責任を持ち主導の下で行われますが、このようにお客様にも見て欲しいところや、知っていて欲しいところがたくさんあります。
今回お話した、地鎮祭や基礎工事の他にも建築現場では様々な工程を行っています。
どんどん現場にお越しいただき、気になるところや相談などがあれば話しかけてみてください。
良いアドバイスや納得できる回答が得られると思いますよ。
お客様が頻繁に現場にお越しいただき、ねぎらいの言葉をかけてコミュニケーションをしっかり取っていただけるだけで、職人さんの意識は変わってきます。
この家で生活されるご家族を身近に感じ、ここで幸せに暮らしてもらえるように、自分のできることを最大限に発揮したいと思い、作業を進めてくれるようになるのです。
お仕事やご家族の行事などで、現場にお越しいただく時間を取るのはなかなか難しいとは思います。
お客様がお休みの日でお時間の空いた時に少しでもお越しいただけると良いかと思います。