2022/04/11
【2022年版】省エネ住宅の補助金制度｜こどもみらい住宅支援事業の条件とは？
岡山県で建築家とおしゃれで高性能な注文住宅を建てるならBELLE HOME（ベル・ホーム）にお任せください！
こんにちは ベル・ホームで設計担当をしています一級建築士の郷原です。
住宅購入は家庭においてとても大きな負担のひとつです。
その負担を少しでも減らすためにも使える補助金や減税制度があるのをご存知の方も多いかと思います。
今回は2022年に新築住宅をご検討されている方は押さえておいていただきたい補助金制度についてお話します。
■省エネ住宅の補助金制度〈こどもみらい住宅支援事業〉
ここ数年、国からの支援として、住宅購入者へ、補助金が支給されているのはご存じでしょうか？
これは「2050年カーボンニュートラルの実現」を図る国の対策の一つで行われています。
今回の事業も、ざっくりまとめると「注文住宅の新築」「分譲住宅の新築」「リフォーム」が対象です。
一番の目的は「省エネ性能を有する住宅ストックの形成を図る」ということで、補助金額の決定に関係する部分です！
今回は、事業名から察する人がいるかもしれないですが、「子育て世帯や若者夫婦世帯の住宅取得に伴う負担軽減を図る」ことを目的としている点です。
これは「子育て世帯」「若者夫婦世帯」のいずれかに対象することが前提です。
リフォームに関してはこの制限がありません。
じゃあ、子育て世帯とは？若者夫婦世帯とは？となりますよね！
「子育て世帯」とは、申請時点において、平成 15(2003) 年 4 月 2 日以降に出生した子を有する世帯。
「若者夫婦世帯」とは、申請時点において夫婦であり、夫婦のいずれかが昭和 56(1981) 年 4 月 2 日以降の出生である世帯。
という定義があり、「子育て世帯」は新築住宅に同居する家族や親族の中に、該当する子がいる場合なので、親子ではなく祖父母が子育てする場合も大丈夫です。
また、「若者夫婦世帯」は、該当する若者夫婦と同居する場合も問題はなく、交付申請時に住民票で確認できる事実婚に関しても対象になる場合があるそうですよ。
証明書の種類によって補助金額が決定
前述の二つのどれかに当てはまれば、次は、補助金額ですね。
100万、80万、60万の3種類あります。
それぞれどう違うかというと、省エネルギー住宅であることを証明できる、証明書の種類によって変わってきます。
【100万の場合】
「BELS評価書（ZEH、ZEH‐Mマークがあるもの）」
「設計住宅性能評価書、又は建設住宅性能評価書（断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級６に適合）」
【80万の場合】
「長期優良住宅建築等計画認定通知書」
「低炭素建築物新築等計画認定通知書」
「性能向上計画認定通知書」
【60万の場合】
「こどもみらい住宅支援事業対象住宅証明書」
「省エネ基準への適合性に関する説明書」
「設計住宅性能評価書 又は 建設住宅性能評価書（断熱等性能等級4かつ一次エネルギー消費量等級4に適合）」
「BELS 評価書」
「フラット 35S適合証明書、及び竣工現場検査申請書・適合証明申請（金利 Bプランの省エネルギー性にチェックがあること）」
「フラット 35設計検査に関する通知書、及び設計検査申請書（金利 Bプランの省エネルギー性にチェックがあること）」
の、どれができるか？によって決まります。
ベル・ホームでは一定の性能を確保している住宅を建てているので、100万の申請ができるんです！
１つは、ＺＥＨやＺＥＨ―Ｍでは太陽光が載っていることが前提になったもので、限定されています。
そこで、太陽光が載らなくても100万の申請ができるのが、2つめの「設計住宅性能評価書、又は建設住宅性能評価書（断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級６に適合）」！
これは性能で勝負です！
ちなみに、これは2022/4/1から新しくできた上位等級です！
設計住宅性能評価書、又は建設住宅性能評価書で「断熱等性能等級5かつ一次エネルギー消費量等級６に適合」にするには、岡山県だと「ＵＡ値0.6以下・ＢＥＩ＝0.8以下」にする必要があります。
UA値って、ここ数年で当たり前のように効く単語になってきたと思います。
値が小さいほど、屋内から外へ逃げる熱が少ないことを数値で表しています。
岡山での基準がUA値0.8になっているので、この基準をクリアしてさらに0.6以下をクリアしないといけないんです。
でも、現在のベル・ホームではUA値0.4前後なので余裕です！
BEIは設計1次エネルギー消費量を基準1次エネルギー消費量で割った数値で、小さいほど省エネ性能が良いことになります。
高気密高断熱住宅についてコチラで解説しています⇩
【重要】気になる申請期間について
さて、どの証明書でいけるのかが決まれば、期間の確認です。
実は2022/3/28から申請が始まっています！
契約を2021/11/26～2022/10/31までにできて、基礎工事の完了が10/31までに終われば、申請ができるんですが、最終申請日が10/31なので、あまりギリギリだともしかして！という事が・・・
（※追記2022年4月28日更新 交付申請の期限が令和5年5月31日に延長されました。 ただし、一定の省エネ性能を有する住宅（60万）に関しては契約のみ「R4.6.30」までなのでお気をつけ下さい）
今回の事業予算が542億！多い！と思いますが、去年は1,094億だったんです。
同じぐらいの期間で半分の予算、思うところは、期日を待たずに補助金に達するのでは？という点です。
ただ、この補助金申請に間に合わなくても、ベル・ホームの性能は変わらず、良い住宅を建てていますのでそこはご安心を。
■まとめ
補助金は「もらえるとは思わなかったお金」だと思ってもらえたらと思います。
「補助金がもらえるから家を建てる」ではなく、「たまたま補助金がもらえる対象に入ったから」という感覚で、楽しく家づくりをしてもらいたいと思います。
もらえなかったとき、家づくりの楽しかった思い出が、急に嫌な思い出になってしまうのはすごく残念です。
補助金や減税制度は、毎年のように内容変更や期限延長、廃止が行われています。
補助金や減税制度を上手に活用するには、常にアンテナを張り、最新の情報をチェックしておくことが大切です！
適用期間が延長され、大幅に内容が変更される住宅ローン減税制度や、お家づくりでお悩みがある方はぜひお近くのモデルハウスへお越しいただき、お気軽にご相談ください。
