2020/10/05
【コラム】日本の住宅平均寿命は?
いきなりですが、日本の住宅の平均寿命ってご存じですか?
約30年程度と言われています。
長いと感じますか?短いと感じますか?
世界に目を向けるとどうでしょうか?
フランスやドイツは約60年、アメリカは約70年、イギリスは約80年と日本と比べて長くなっています。
平均寿命では日本は長年世界第1位ですが住宅の寿命はかなり低いんですね。
これはいくつか理由はありますが、理由の一つに住宅に対する価値観の違いがあります。
日本では築年数が新しいほど資産価値が高く、築年数がたつと価値が下がる傾向があります。築年数が20年も経過すると、建物の価値はゼロに等しく、土地の資産しか残りません。
逆に海外では傷んだ箇所の修繕を定期的に行うことで、住宅の価値が下がりにくいという傾向があるんです。
売却時に古い住宅が買った時以上の値段が付くことは珍しくないんです。
しかし、近年日本でも中古住宅の再利用に注目が集まっています。【リフォーム】【リノベーション】といった言葉も馴染みの言葉になってきました。
現在の日本住宅は基礎部分に鉄筋コンクリートを使用していたり、耐震性や耐久性、性能が向上しています。
木造建築でも、きちんとメンテナンス、リフォームをしていれば長期にわたって住むこと可能なんです。
確かに神社仏閣など木造でも数百年以上建っている建物は日本にもたくさんありますよね。
日本では戦後、経済的な面で新築住宅にはいろいろな優遇措置や補助金を国が出してきたという背景があり新築事業が長く一般的でした。
しかし、ようやく日本でも家は【建てて壊す】から、【修繕しながら変化する】という新しい価値観が浸透しているんです。
メンテナンスやリフォームをしやすくするために、建築後の変更が容易に出来ない躯体(柱・梁・床・壁など)にこだわり、経年劣化が比較的早い設備(バス・トイレ・給湯器・エアコンなど)のメンテナンスをこまめにすることで、日本の住宅も平均寿命世界1位になれかもしれませんね。
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後悔のない家づくりをしてくださいね。