2020/05/07
【コラム】家づくりにはどれだけお金が必要?
こんにちは、営業の森川です。
突然ですが、「地盤改良工事費」って皆様ご存知ですか?
これはいわゆる建築諸費用のうちの一つです。
家を建てる際、建物の金額と土地の販売金額の他にも必要なお金っていくらかあって、この諸費用までしっかり含めて予算を考えないと契約後にお金がどんどん高くなる…なんて事になってしまいます。
その為マイホーム計画の予算取りは、この諸費用にいくら持っていかれるかも把握して資金計画をすることがとっても重要なんですよ。
今日は家づくりに関係する金額の一つ、「地盤改良費」についてご紹介です。
そもそも「地盤改良」とは何なのかというと、建設予定地に住宅を計画する際、軟弱な地盤だった場合住宅の重みに耐えられるような土地にするために行う地盤工事の事を言います。
土地によって地盤の固さは様々ある上に、同じ敷地内だとしても建物の配置が1mずれるだけで地盤改良費用は変わる為、地盤改良が必要となるかは、実際に地盤調査をしてみなければ分かりません。
この地盤調査ですが、基本的には住宅会社との契約後にしか出来ない為、地盤改良費にしっかり予算をとって契約をしないと、契約後に当初予定金額よりどんどんプラスになってしまった…という事も十分に考えられます。
新たに住宅を建てる時には地盤改良が必要になることを見越して、予め資金の計画を組んでおくことが非常に重要なんですよ。
では実際にかかる費用についてですが、地盤改良の工法の違いによっては必要となる費用も変わってきます。実際に地盤改良を行うときにどれくらいの費用が必要となるのかご紹介します。
■表層改良工法・・・軟弱だと思われる地盤が深度2メートル以下の時に行われる工法です。工事にかかる日数は1日~2日程度で済み、工事費用も1坪あたり2万円程度で済みます。
■柱状改良工法・・・軟弱だと思われる地盤が2メートル~8メートルのときに行われる工法です。地中にコンクリートの柱を建てる工法で工期は1週間程度かかり、費用としては1坪あたり5万円程度かかります。
■鋼管杭工法・・・地中に鉄製の杭を打ち込む工法で深度30メートルまでの工事が可能です。工期は1日~2日ほどで、費用は1坪あたり5万円~7万円ほどかかります。
ご紹介した改良費ですが、調査次第では全くかからないという事もあります。
あくまで予算としてしっかり考えておくことが重要なんです。トータルでかかった金額は同じにしても、最初から考えておくか、後から出てきた金額か、どちらが気持ち的に楽かと言われたら前者の方が気持ち的に楽ですよね。
今回は「地盤改良費」についてご紹介させて頂きました。
新たに住宅を建設するときには、どうしても家のことばかりに目が向いてしまいがちですが、土地のことにも意識を向けることが安心した住まいを手に入れるためには重要なことです。住宅の建設費用・土地の取得費用とあわせて、地盤改良の費用や諸費用をきちんと確認したうえで、総予算をまず確定して進めるのが失敗しないお家づくりのポイントです!
地盤調査の結果次第で必要な工法は変わってくるので、念のため最大幅の費用を意識しておくと無難かもしれません。もし検討されている住宅会社があれば、見積書や資金計画に何が含まれているか確認してみて下さい。
では、森川でした!