2009/11/10
年末調整
今年も年末調整の時期になりました。
2009年度の税制改正では、住宅借入金等特別控除(いわゆる住宅ローン減税)が拡大されます。新しい制度が使えるのは、2009年から 2013年までにマイホームを購入した人。2009年、2010年に入居した場合に対象となる住宅ローンの年末残高は、現在の2,000万円から 5,000万円まで引き上げられ、控除率は10年間1%となります。
その結果、通算の最高控除額は、現在の160万円から500万円まで拡大されます。
また、一般住宅より寿命が長く「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」により認定された「長期優良住宅」に対しては、さらに優遇措置が設けられることになります。これに当てはまる住宅なら、2011年末までに新築し入居すると、対象となる住宅ローンの年末残高は 5,000万円となり、控除率として1%ではなく1.2%を使うことができます。
通算の最高控除額は600万円で、これは過去最大規模の金額となります。
ただし、最大控除可能額が最高水準に引き上げられたとはいえ、満額の控除が受けられる人は、高額所得者に限られそうです。